*** 乗り物編・その1 ***

2004/5/14/05:15発・・・ねむー
Home→(徒歩)→YCAT→(リムジンバス)→成田→(飛行機)→仁川(ソウル)→(飛行機)→ローマ→(ES)→フィレンチェ→(IC)→ラ・スペツィア→(IC・LOCAL)→ヴェンティミリア→(LOCAL)→モナコ→(レンタカー)→エクサンプロバンス→(TGV)→パリ→(飛行機)→仁川→(飛行機)→成田→(リムジンバス)→YCAT→(徒歩)→Home
2004/5/23/23:00着・・・こんな日程でいってきました。


5/14(金)

おはようございます

きょうは早起きして

成田まできました












Korean Air

仁川(インチョン)経由で

ローマに向かいます



旅のスタートです

天気もよし

いい旅になりますよーに!









成田から2時間ちょっとで仁川空港到着


ここでローマ行きに

乗り継ぎです











天気最高ですね!











山火事?



山脈が見えます。まだ山頂付近には雪


多分旧ソ連上空だと思います。大韓航空機が、旧ソ連上空を通過するなんて、時代の流れを感じますね・・・







あっというまに

ローマ・フィウミチーノ国際空港






仁川→ローマは、飛行時間12時間余りと長いのですが、きょうはあっというまでした。たまたま仁川からお隣の席に乗り合わせた、武田さんご夫妻と仲良くなり、ずっとおしゃべりしてました。早朝岡山を出発、関空→仁川経由でヨーロッパへ新婚旅行だそうです、いいですねー。奥さんは香川県高松のご出身だそうで、ぼくの両親がやはり香川県の出身ということもあって、機内でローカルな話題で盛り上がってしまいました。

「今晩、ローマのホテルはどこですか?」・・・奥さん
「たしか、ホテル・キャピトルってとこです。」・・・ぼく
「えぇー、もしかして同じかも。」・・・奥さん

メモを調べると、やはり同じホテルだそうです。しかもパリから帰国というのも同じ、途中の経路は違うのですが、まったく同じ日に同じ飛行機で帰ることが判明。いやはや偶然ってのはあるもんですね。せっかくですから、今晩食事でもご一緒しましょう、ということになり、ローマまで旅は道連れとなったわけです。いろいろな人との出会いは楽しいものです。


空港内にあったシュート

何に使うんでしょ?









空港内は禁煙なので

外にでて

12時間ぶりの一服









空港→テルミニ駅、9.5×3人=28.5ユーロ。駅ではカードが使える、便利!







空港から電車で

ローマ・テルミニ駅へ

向かいます



とちゅうにこんなんもありました







夕暮れの

ローマ・テルミニ駅到着




5/15(土)

ローマ駅近辺を、朝のお散歩

連結バス、ここにもいましたね!

どうやらヨーロッパでは

あたりまえのようです








コロッセオ前

観光用の馬車です

食事中!











武田さんご夫妻と

パリの空港での

再会を約束して、別れ

テルミニ駅南口まできました






こちらが北口

お兄さんに

タバコを1本ねだられました








ローマ→フィレンチェ間の、新幹線ES(ユーロスター)の切符は、日本で手配して持っていきました。上が乗車券、下が座席指定券です。

イタリア国鉄、フランス国鉄ともに、それぞれのサイトから直接切符を購入するのは、一般的には不可能です。日本で購入する場合は、アメリカの代理店Rail Europeを通すことになるようです。ですから、この切符も料金はUSドルで表示されています。言葉の問題はありますが、直接購入できるようになれば、割引で買える場合があるので、はやく可能になるといいですね。


きょうはこれから

フィレンチェに向かいます







イタリア国鉄が誇る

ユーロスターに

乗ります







座席は日本の電車と同じタイプの、向かい合った4人席です。同席になった3人(男性2人、女性1人)はどうやらアメリカ人のようです。ローマ駅の線路際には真っ赤なポピーがたくさん咲いています、女性が

「あらーきれいね、私の住んでるシカゴには、もうちょっと大きいシカゴポピーが咲くのよ。」

ふーん、シカゴポピーってのがあるんだ。ぼくの向かいに座っている男性は、フィレンチェ在住らしく、他の2人にいろいろ町のことを説明しています。

「フィレンチェの駅は、"Firenze SMN" って言うんだけど、それは駅のすぐそばにサンタ・マリア・ノヴェッラ(Santa Maria Novella)教会ってのがあるからなんだぜ・・・」

フムフム、英語バージョンですが、フィレンチェの事前予習ができてしまいました。

ローマ、フィレンチェ間は1時間半ほど、トンネルが多くあまり景色は楽しめません。







昼過ぎ、フィレンチェSMN駅到着

おなかがすいたので

駅の食堂で、切り売りピザを

食べました



壁におもしろいデザインの

時計を発見!







フィレンチェの

路線バス







バスの切符

1ユーロで

60分有効です



普通のバスとは別に

かわいいミニバスも走ってます

ここは葉ちゃんちそばの

ミニバスの停留所









ミニバスきました、これから駅に向かいます



ミニバスは、多摩リバー・バスよりさらに小さめです



フィレンチェ市内の移動は、徒歩で十分です。フィレンチェSMN駅〜ドゥオモ〜サンタ・クローチェ教会間がそれぞれ10分程度です。その他の観光名所もほぼ徒歩圏内にあるといっていいでしょう。 バスが使えれば、より楽なのですが、ぼくも一人で乗った時は、迷子になりかけましたし、あまりおすすめできませんかね。

ぼくは、葉ちゃんの案内で、2日間フィレンチェを満喫しました。








5/17(月)
今日からエクサンプロバンスに着くまでは、再び一人旅です。朝早くフィレンチェを出発、IC(急行)でラ・スペツィアに着きました。これから今日の目的地ポルトヴェーネレにバスで向かいます。さて荷物をどこかに預けてと、、、

ありました、ありましたコインロッカー。えーと、どうやって使うのかな?液晶画面で説明が見れるようです、しかも日本語まである優れもの!そこで日本語を押すと「故障中」、英語を押すと「out of order」、むかっ。駅前のインフォメーションで尋ねると、「コインロッカーは故障中だから、駅前のホテル・パルマにいって聞いてごらん、そこのおじさんは親切だから預かってくれるかもよ。それから、ポルトヴェーネレに行くバスは、駅前じゃなくて、ここ(町の地図に場所を記入してくれた)のバス停で待ってなさい。切符はそこら辺のタバッキで買えるからね。」いろいろ親切に教えてくれました、ありがとう!。

まずは荷物です、ホテル・パルマにいってお願いすると、快く引き受けてくれました。「2〜3時間置かせてください」と頼んだら、「いーよ、今日中に取りに来ればおっけー。」泊まるわけでもないのに、優しいおじさんでした。次は駅前のタバッキでバスの切符を買い、地図を頼りにバス停に向かいます。






駅から歩くこと10分ほど

バス停につきました

右下のPがポルトヴェーネレ行







ラ・スペツィアは軍港です

バスの窓枠がじゃまですが

右中央に軍艦が見えます







岬沿いの山道を進みます

斜面の家並み

きれいでしょ!



着きました!

初地中海で〜〜す!!

美しすぎて言葉になりません!!!







岬の突端には教会があります

そこの覗き窓越しの

チンクエ・テッレ方向



船が見えるでしょ

これに乗りたかったけど

時間が・・・うー、残念







ポルトヴェーネレ(porto=港+venere=女神・・・多分)はその名の通り、美しい港でした。岬の突端に立つサン・ピエトロ教会も感動しました。港でのんびり時間をすごしていると、なにかのCMのようにどーでもよくなっちゃいますね(笑)。どうしてもだれかにこの感動を伝えたくて、フィレンチェの葉ちゃんに、電話しちゃいました。

「葉ちゃん、こことってもいいとこだよ、こんど絶対彼氏と来なくっちゃダメ。」

ラ・スペツィア駅に着いたのが9時55分、そして同駅13時54分発の電車に乗ります。きょうは単純に移動日にしようかとも思っていました。でもこの4時間のすきまを活用して、海にそそり立つサン・ピエトロ教会から、初めて見る地中海を楽しむことができました。満足。。。






ラ・スペツィア駅まで

もどってきました

これから今日の宿がある

ヴェンティミリアに向かいます






電車、なかなかきません

困りましたねー

途中のジェノヴァで

乗換時間が8分

しかないんですけど・・・


530 La Spezia Centrale 13:54 Genova Piazza Principe 15:09
11310 Genova Piazza Principe 15:17 Ventimiglia 17:57


ちょっとイタリア国鉄のサイトから時刻表お借りしました。ごらんのように、ジェノヴァまでICでいき、そこで普通列車に乗り換える予定なのですが、もうICが30分以上遅刻です。イタリア国鉄、遅れはいつものこと、と聞いていましたが、困りましたね。そういえば、昨夜のテレビで、電車が脱線し、民家に突っ込んだニュースを見ました。たしかトリノ近辺で起きた事故らしいのですが、そのせいもあるんでしょうか?

駅のホームでは、たくさんの人が電車がくるのを待っています。一応構内放送は時々あるのですが、イタリア語なのでさっぱりわかりません。さっき駅のそばで買ったピザがおいしかったので、さほどイライラはしていませんが(これで腹ぺこだと最悪ですが・・・)、そろそろ来てほしいな。そうこうしているうちに電車はやってきましたが、ジェノヴァでの乗り換えには間に合いそうもありません、もー。





ラ・スペツィアをでると、電車はリグリア海にそって、風光明媚なイタリアン・リヴィエラを通過していきます。ここの旅は葉ちゃんのおすすめでもあります。

ポルトヴェーネレのすぐ上にある世界遺産チンクエ・テッレを抜け、ジェノヴァまでキラキラと光り輝く地中海が車窓を通りすぎます。さてさて海にみとれていたら、あっというまにジェノヴァに着きました。ぼくはもちろん、乗り換えの人は、けっこうみんなあせっています。電車をおりると、地下の連絡通路に貼ってある時刻表のところに人だかりができました。ぼくもみんなのすきまからのぞき込みますが、なんだかよくわかりません。

15時17分発の電車に乗り換える予定が、もう15時50分すぎです、ブーブー。いったん、駅正面にでて発着掲示板をみると、乗り換え予定の電車のところに"di 20"と表示されています。なんじゃ、"di"って?まてよ、これってもしかして"delay" のことかぁ?でも、どのみち20分遅れじゃ、もう出てるよな、、、まっ一応ホームまでいってみるか。すると、そのホームには電車が止まっています。近くにいた駅員さんに「ヴェンティミリア?」と聞くと、うなずいたので、あわてて飛び乗ったら、とたんに発車しました。

「イタリア国鉄、やるじゃないか。ちゃ〜〜んとぼくのことを待っていてくれたんだね。愛してるよ!」

というわけで、ICの遅れも水に、おっと地中海に流して、再び車窓からの旅を楽しみます。あとは終点ヴェンティミリアまでのんびりのんびり。


だいぶ日が西に

傾いてきました







国境の町

ヴェンティミリアに到着

イタリア最後の町です










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