fly to Rome






*** お泊まり編 ***







夕暮れの



ローマテルミニ駅







5/14(金)1泊目

Hotel Capitol

Rome, Italy



地図では駅のすぐそばですが

わかりににくて・・・

15分くらい探してしまいました



きょうは泊まるだけ

ビジネスホテルってかんじです

お湯の出が悪く、シャワーギブアップ



往きの飛行機で仲良くなった

武田さんご夫妻の部屋は

シャワー出たそうです

いいなー









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翌朝ローマを少しお散歩して、ESでフィレンチェに移動
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フィレンチェ駅のバスターミナルで、切符売り場のおじさんに、きょうの宿があるサンタ・クローチェ教会に行きたいと聞いたら、「14番のバスだよ、向こう側から乗りな。」という返事。1ユーロの切符を買ってバスに乗り込みます。あとで考えてみると、この時のおじさんの "over there" のジェスチャアが少しオーバー(大きく手で弧を描いた)だなとは思ったんですよ・・・。

バスは駅からドゥオモ(町の中心部)を通り、サンタ・クローチェ教会にいくはずが、繁華街どころか、どんどんさみしい場所になっていきます、これはへん!と思い、乗客のおじさんに地図を見せながら尋ねると、手を広げ、首を振りながら「おー、君は反対方向に乗ってしまったね!」(イタリア語なのでわからんが、多分こう言った、以下の会話も同様)そして親切にも反対側のバス停を指さしながら、「次のバス停で降りて、あの反対側のバス停で待てば、正しいバスがくるよ。」と教えてくれました。そのバス停で待っていた時に撮ったのが下の写真です。







ここはどこ?




なかなかこないバスにちょっとイライラしながらも、まあこれも旅の思い出と気をとりなおし、やっと来たバスに乗り込みます。再びフィレンチェ駅にもどってわかりました、14番のバスは、確かに東京駅(フィレンチェ駅)から銀座(ドゥオモ)を通って築地(サンタ・クローチェ教会)には行くのですが、反対方向行きは東京駅を通り過ぎ、目黒駅から果ては等々力のいなかまでいくバスだったのです。切符売り場のおじさんの「向こう側」は駅舎の向こう側(丸の内口でなく八重洲口)だったのです。

それはともかく、今度は順調です、駅を通り過ぎると次第に賑やかになり、ドゥオモの脇も通過しました。でも停留所のアナウンスはまったくありません。さらにドゥオモをすぎると町並みはどこも似たような狭い路地で、降りる場所がわかりません。またまた乗客のおばちゃんにヘルプです、「サンタ・クローチェ教会で降りたいのですが」、するとおばちゃんは胸をドンとたたき「まかせなさい!」、これで安心です。停車のブザーを押して、「ほら次のバス停だよ」の合図をしてくれました。

おかげさまで、なんとかサンタ・クローチェ教会まではたどり着くことができました。フィレンチェの優しいおじさん、おばちゃん方に感謝です。きっと駅からタクシーに乗ればわずか10分程度で、迷うこともなく、不安にかられることもなく、料金もたいしたことはなく着いたと思うのですが、タクシーきらいなんですよね(笑)。







細い路地の先に見えるのが

サンタ・クローチェ教会、、、

でしょう






教会の近所を何回も何回も

グルグルまわりましたが

宿は見つかりません

いったいどこにあるの?



銅像のお兄さん、

ここ長いんでしょ

教えてよ!





サンタ・クローチェ教会は、名所の一つらしく観光客で賑わっています。きょうの宿は葉ちゃんおすすめの、マリアンジェラおばさんがやっているB&B "Le Stanze di Santa Croce" です。宿の地図もバッチリ持っていますし、わからないはずがないのですが・・・。ご近所の人を何人もとっつかまえて聞きましたが、そんなB&Bも、マリアンジェラおばさんも知らんという返事しか帰ってきません。駅に着いたのが12時半、駅で軽くご飯を食べ、あさっての鉄道の切符を買い、さらにバス事件のせいもあり、もう午後2時半です、さすがにギブアップ・・・トホホ。。。

教会前の階段にどっかと座り込んで、国際携帯を取り出します。去年、マニラツアーの携帯事件でこりていますので、今回は国際携帯を持ってきています。とはいってもなんとかキャンペーンで基本料金は無料なんですけどね。葉ちゃんに携帯からSOSを発信します。

「プロント?」
「もしもし葉ちゃんですかー?マリアンジェラさんとこ、わかんないんだけど、たすけてー!」
「遅いから心配してたんですよー、5分くらいで行きますから、待っててくださいね。」

葉ちゃんは、もう8年もフィレンチェで革工芸の職人として働いています。ぼくとは約20年ぶりの再会です、はたしてお互いにわかるのでしょうか?という心配をよそに、観光客の人混みの中から葉ちゃん登場、
「おー、ぜんぜん変わってないじゃん!」「お互いにね。」20年ぶりの再会を二人して祝福です!
「ところで葉ちゃん、B&Bはどこなの?」「すぐそこですよ」というわけで、連れて行ってもらったら、そこはさっき何度も前を通った場所でした。看板がでているものと思いこんでいたのが、いけませんでしたね。普通の家で、表札をよーく見ると、確かに "Le Stanze di Santa Croce" と書いてありました。



ここがB&Bの入口

ほらね、

宿屋という感じじゃないでしょ







よーく見ると

Mariangela

Le Stanze di Santa Croce

って書いてあります











暗証番号を押して

セルフチェックインっと



ここがフロントに

あたるところですが

おや、メモが置いてありますね







えぇー、明日の朝ってことは?

夜、ちょっとさみしくないですか??

はいはい、わかりました



部屋の革製キーホルダーは

葉ちゃん作なんですよ!



5/15(土)2泊目

Le Stanze di Santa Croce

Firenze, Italy







素敵な部屋でしょ

ベッドは

天蓋つきですよ!









ミニコーナーも

かわいい







ブラケット照明

きれいでしょ




















朝ご飯はテラスで

いただきます

テーブルは4つだけ



なぜかって?

4室限定の

かわいいB&Bなんですよ!



B&Bの外観で〜す



お世話になりました










きょうは午前中ウフィッツィ美術館を見学です。お昼頃もどってきますから、それまで荷物置かせてくださいねー。

・・・見学終了・・・

「ただいまー」といってもお昼頃にだれもいないか。。。と思ってドアをあけたらお手伝いのお姉さんがいました。
"Why are you traveling alone?"
おっと、英語ですね。イタリアではけっこう英語わかってくれてたすかりました。ぼくは、彼女に今回の旅行の目的を話し、まぁそんなわけで一人旅なんですよと説明します。
「どこから来たの?」・・・「日本だよ」
「君は?」・・・「フィリピン」
顔のかんじから、うーん、もしかしてと思っていましたが、やっぱりね。英語上手なのもとうぜんです。
「去年、フィリピンのマニラ行ったんだよ!」・・・「へーそうなんだ、どこに泊まったの?」
「アラヤアラバン」・・・「私、そこのそばで3年働いてたよ。」・・・
なぜか、イタリア・フィレンチェの地で、しばらくフィリピン話に花が咲いてしまいました。彼女はフィリピンにはきれいなビーチリゾートがたくさんあるから、ぜひ行ってごらんと勧めてくれました。じゃ今度はマニラで再会しよーうね、といってB&Bをあとにしました。

明日の朝早い電車で、フィレンチェを発ちますので、今日はこれから葉ちゃんちでお昼をごちそうになり、駅の近くのホテルに移動です。B&Bからキャリーケースをゴロゴロ引きながら、相変わらず人でごった返すサンタ・クローチェ教会前を通り、アルノ川にかかる橋を渡り、葉ちゃんちに向かいます。今日もいい天気です、気持ちいいですね。 4泊のホテルのうち、2泊分は旅行社を通じて予約し、あとの2泊は日本から直接メールで交渉し予約をとりました。PCの前にすわっているだけで世界中のホテルの予約がとれるなんて、すごい時代になったもんです。









5/16(日)3泊目

Hotel Kraft

Firenze, Italy



清潔感あふれるホテルです

部屋も広くて申し分なし

なによりバスタブが

うれしぃぃぃ!






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翌朝電車でフィレンチェを出発、感動の一日を過ごし、ヴェンティミリアに移動
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5/17(月)4泊目

Hotel Sea Gull

Ventimiglia, Italy











メールで

we have one single room without a sea view or a double room use single with balcony and sea view

とありましたので、

チョビットだけ高いのですが

"with balcony and sea view"

を選択、正解でしたね!







テラスにでると

目の前は海!

日本では見たことのない

きれいな夕焼けの色でした



もうすぐ日が沈みます

日が長いので

お得な気分です







朝のホテル前の海

ちゃんとカモメさんがいます



こーゆーとき

200mmの望遠レンズ

ほしくなります










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翌朝電車でヴェンティミリアを出発、またまた感動の一日を過ごし、
車で!エクサンプロバンス(以下エクスと省略します)に到着、ふー
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きょうから4泊は

エクスの

わくちゃんち



近くまではきてるはずですが

さて、どこでしょ?




車でエクスの町に着きました。初めてのフランスで、それも初めて外国で運転する車で、200kmも離れたモナコから、遠路はるばるやってきましたぁ。自分にお疲れさま〜〜っていいましたね。

さてさて早速わくちゃんちを探しましょうか。夕方頃わくちゃんちのあたりで、という至極いいかげんな待ち合わせです。"viamichelin.com" のおかげでヨーロッパ中の地図は手に入ります、住所を打ち込めば、たちどころに地図を表示してくれます。今回初めてタイヤのミシュランと、レストランの3つ星とかのミシュランが同じということを知りました。旅行ガイドに載っていない場所の地図はほとんどこの "viamichelin.com" にお世話になりました、たいへん感謝です。おかげでどこにいってもあまり迷子にならないですみました。

最初、このベンチがある公園の脇に車を止めたんです。道路標識からすると、どーやらこの通りであっているようです。ここは住宅街なのであまり人通りがありません。あっ、お兄さんがきました、聞いてみましょう。英語で尋ねますが、どうも理解してくれません。仕方ないので、住所を書いた紙を見せ、あとは身ぶり手ぶりで会話します。通りはあってるけど、住所はわからん、マンションの名前も知らないといってます。それでも親切なお兄さんは、通りがかった二人連れのお姉さんを呼び止め、この住所のマンションを知らないかと聞いてくれています、でも知らないらしいです。彼は申し訳なさそうに、君は携帯をもっているか?もっているなら、それで電話して、今シトロエン(この公園の真ん前には、シトロエンのでかい看板があります)の前にいるんだけど、迎えに来てくれと伝えたらどう?とアドバイスしてくれました。でもすごいと思いません?彼は日本語はもちろん、英語も理解できない、ぼくもフランス語はさっぱりわからん、この二人がこれだけの会話ができるんですね。「グラッチェ」お礼をいってわかれます・・・まだイタリアのくせがぬけない(笑)。




おぉ、発見!


このマンションかな?



もう少し先の方に行ってみましょうか。公園のとこは駐車しづらい場所なので、50mほど車を進めて駐車スペースを探します。公園の十字路をすぎると、路上にずらっと斜め駐車しています、身障者用のスペースしか空いてないので、とりあえずそこに止めしばらく待っていると、ラッキー、斜め駐車している中の1台が発車したので、そのスペースに駐車しました。

さてこのあたりを探してみるか、といきなり目に入ったのが駐車した目の前のマンションの看板です。"Le Jardin de Mejane" まさに、わくちゃんのマンションです。すばらしい!!一発で目標到達です。携帯で電話してみましたが、まだ家に帰っていないようです。前日ヴェンティミリアから電話した時の話によると、「明日は身体検査でマルセイユに行くので、午後4〜5時頃には家に戻ります。」ということでした。まだ3時半です、少し時間があります、ご近所をちょっとお散歩してきましょ。しばらくエクスウォッチングをしたあと、再びマンション前までもどってくると、ちょうどわくちゃんがもどってきました。旦那様のアレックス君も一緒です。

今日から4日間よろしくお願いしま〜す。







5/18(火)〜21(金)5〜8泊目

アレックス家

Aix en Provance, France



ベランダで

わくが

ハーブを育ててます







お向かいのマンション

どのお宅も、テラスには

かわいいテーブルと椅子











一家のご主人、アレックス君

まだ若いけど

未来の巨匠なんですよ!




以上お泊まり編でした。

イタリア4泊(ローマ1泊・フィレンチェ2泊・ヴェンティミリア1泊)、フランス4泊(エクス4泊)という日程でした。イタリアではホテルないしB&B、フランスではホームステイ(というのだろうか、、、むしろ、いそうろう!)でした。

お泊まり編でもおわかりのように、今回の旅は実にバラエティに富んでいます。最初のローマのホテルは、泊まるだけのつもりでしたから除外するとして、あとはどの宿も素敵でした。フィレンチェのマリアンジェラさんのB&Bはレディースやカップルにおすすめ、ホテル・クラフトは駅から徒歩圏内で便利、静か。ヴェンティミリアのホテル・シーガルは、海に臨むテラスで地中海をたっぷり堪能できます。そしてエクスのアレックス家では新婚家庭(わくとアレックス君は、去年の10月にエクスの市役所で結婚式を挙げたばかりなんですよ)におしかけて、4泊もお世話になり、感謝です。