前回の「免許とれない」は皆様のおがげで、たいへんご好評をいただきました。ぜひ続編を・・・というご希望が多いので(ほんとか?)、ここに第2弾を書き下ろすことと相成りました。前編同様、皆様方のご愛顧を願ってやみません。ところで、まだチャレンジする免許があるのか?という疑問をいだかれる方もいらっしゃるかと思いますが、まだまだ免許の種類は多いんですねー。 |
「どうでした?」 |
さて決心はしたもののどうしたらよいものか、けん引は
故障車
をけん引した程度しか経験しかありません。また、その昔大学の
学園祭
で、わが自動車部がけん引車両のミニ版を作って、一般の人に学内で試乗してもらったことがありますが、そのときメチャクチャ難しかったことを記憶しています。これはとにかく教わるしかないかというわけで、バスの教習を受けたT教習所、K教習所に電話して確かめると、けん引の教習はやっていないとの返事。あちこち調べた結果、鮫洲運転試験場の前にあるS教習所がやっているということなので、早速申し込みました。 60°ってこんなものかな、さあそろそろハンドルをもどすぞ、うそーぜんぜん伸びないじゃん!ほとんどV字に折れ曲がって(これジャックナイフといって立ち直れません)おわってしまいました。もう一度前へ出てやり直し。今度は前より少し早目にハンドルをもどすと、なかなか調子よさそうです。よし、このまま押していけば(教官いわく、バックのときは60°の角度を保ちながら、トレーラをトラクタで押していく感じだそうです)いけるかな?最後に頭(トラクタ)をまっすぐにしてと、「はい、できました」「ウン、まあまあだね」・・・とにかく車庫にいれられたので自分は満足して初回の教習は終了しました・・・その時は、これから始まる苦闘など知るよしもなく・・・。 *** 第2回教習 *** 2回目の教習は、ほとんど方向変換ばかり練習しました。右バック、左バックのくりかえしです。右バックは右リアのタイヤとコーナーの縁石が直接目で確認できるので、やりやすい感じがします。 しかし左バックは左リアとコーナーが ミラー でしか見えないので、通すのか通さないのかがわかりにくく、教官が車を降りてコーナーに立って指導してくれるのですが、なんか苦手です。それはともかく、もう難しいの一言につきますね。切り返しなしに一発で入るのは、せいぜい3回に1回。どうもぼくは折りすぎるようです、かといって早目にもどすとアウトがつかえるは、折れがちょうどいいかなと思っていると意外なところがつかえたり、もうほんの少しでもどこかで間違えると、必ずどこかがぶつかります。助けてくれぃ!と叫びたい!!例えば右バックの場合。初めに止める位置が右の縁石に近すぎると、右フロントが、あけすぎると左フロントが、先に行きすぎると、右リアが、手前過ぎると左リアが縁石にぶつかります。もちろん、折りすぎ伸ばしすぎはもっと最悪の事態を招きます。しかも失敗したときの切り返しは、何がなんだかわかりません。もうそれはそれは目をつぶって神に祈るという荒技を使うしかありません。たまたまうまくいって、ピッタシはいるときもあるのですが、まったく再現性はないと断言できるくらいです。今日の教官は「はい我慢、我慢、もー少しがまんしてー」が得意技でした、毎回教官が代わるのでいろいろ楽しめます。それでも何回か練習するうちに、折れの直し方がすこしわかってきました。とにかくトレーラが折れている方にハンドルを切れば、折れが直るということです。いやはや、とにかく大変ですが、それだけにやりがい満点ですね。まだたったの2回しか教習受けてません、しかも方向変換ができる自信もありません、しかしそれでも受けちゃうんですねー、本番! |
*** 第1回実技試験 ***
*** 2回目試験 ***
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2台連結された
バス
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故障車
最近道端で故障して止まっている車あまり見かけませんね。昔の車は、ふつうに走行していても故障するのが当たり前でした。夏はオーバーヒート、ひどい場合はラジエータから水蒸気の白煙を吹き上げ、ボンネットをあけたまま止まっていたものです。ぼくも新宿の伊勢丹の駐車場待ちをしていたとき、すこしオーバーヒート気味かなと思っていたら、突然前方が見えなくなるほどの白煙をあげ恥ずかしい思いをしたことがあります。あれはたしかスバル1300G(FFの名車といわれていた・・・ぼくの2台目の車です)でしたね。1台目のスカイラインは、オイル関係のトラブルが多かったです。山形の鳥海山の林道を走行中、下を突出した岩にヒットし、オイルパンに亀裂が入り、オイルがほとんど漏れてしまいました。修理用の工具一式はもちろん積んでありますが、さすがに溶接の機材までは積んでありません、さらにゴールデンウイーク中だったのでディーラーの工場も、軒並み休みです。これはほとほと困りましたね、しょうがないので、オイルをつぎたしつぎたし、エンジンの回転を上げないようにして東京まで帰ってきました。また甲府から中央高速にのっての帰りです。なんか途中でパワーが落ちてるなと感じながら調布インターでおりると、とたんに水温計と油温計がいっきにふりきれ、エンジンが息もたえだえ状態になってしまいました。このときは、ピストンリング(ピストンには、オイルが燃焼室に入らないようにかきおとすオイルリングと、燃焼の圧力を保つプレッシャーリングがはめられている)がとんだらしく、ガソリンといっしょにエンジンオイルが燃えてしまい、残り少ない状態で走っていたようです。高速走行中はそれでもエンジンが強制空冷されるのですが、高速を降りるとそれもなくなり、一気に水温、油温が上昇しエンジンブロー直前でした。布田の出光GSのおじさん、その節はお世話になりありがとうございました。部車はさらに故障が多いですから、道端に車を止め、つなぎに着替えてジャッキアップし、うまをかけて(すごいでしょ、部車はガレージジャッキだってつんであったりする!ジャッキで持ち上げたままの作業は危険なので、うま・・・車体をもちあげたまま保持する3脚みたいなもの・・・をかけます)車の下にもぐって修理を始めたりすることはしょっちゅうでしたね。いまだに僕の車にはつなぎがつんであります。一番怖かった故障は、友達のホンダS600(これも名車のひとつです)を借りてのっているとき、五反田あたりでスロットルがもどらなくなり、エンジンの回転が落ちなくなってしまいました。今の車にはシンクロといって、エンジンの回転数と駆動輪の回転数がちがってもギアがはいる仕組みがついていますが、当時の車はついていませんから、ギアは入らないし、もちろんギアチェンジは出来ないしで、信号で止まるたびにエンジンを切って、セカンドギアにいれ(そのギアで発進、走行すべてしないといけない!)、セコ発進してそのままセカンドギアで走行、スピードは半クラッチだけで調節し、部室までなんとかたどりつきました。最近もエンジンの回転が落ちなくなって、事故に結びつくケースを耳にします、みなさんも気をつけましょう。一番の方法はエンジンキーを切ることです、お忘れなく。いまの車はほんとうに故障しなくなりました、進歩ですね。
学園祭
毎年学園祭のときは自動車部としての行事が行われます。一般の車好きの人にも楽しんでもらえるように、いろいろ趣向をこらすのですが、その中で当時毎年行われる行事がありました。部車に「柏」という愛称の1934年製のフォードがあります。もうとうぜんご老体なので、パーツもなく、どうしても必要なパーツは、他の車のものを流用したり、自作したり、工作が難しい場合は機械工作のプロ(そこは専門の大学ですから、研究室や工場には旋盤のプロとかいるわけです)に加工をお願いしたりしてなんとか動く状態を保っていました。もちろん公道も走るので、ちゃんと車検もとります。もっともこの車の車検は、整備そのものよりも、いかに車検場の検査員に頭を下げるかが勝負です。正規の車検基準はもちろん満たしませんので、ひたすらペコペコ頭を下げて車検を通してもらいます。この柏の、1年に1〜2回の晴れ舞台が学園祭なのです。ピカピカに磨きたてて、学内の人通りの多い場所をパレードし、まあみんなにみせびらかすわけですね。本館前の目立つ場所に止めると、人だかりができます。
「なんていう車ですか?」、「何年製ですか?」・・・質問が飛び交います。
「柏」で銀座に繰り出すのも恒例の行事です。ただ銀座まで行くみちのりがたいへんです。ラジエータが水漏れしているのでしばらく走ると冷却水がへって、すぐオーバーヒートします。ポリタンに水を入れてもっていき、つぎたしながら走ります。そして銀座通りをゆっくり威風堂々とパレードするのです。もうみんなの注目の的ですね、とちゅう路肩に止めると車好きがよってきて、ひとしきり車談義に花が咲きます。楽しかったですね。
柏(フォード・フェートン/1934年型) |
ランドクルーザー(1959年型) |
ギアチェン
高速道路に登坂車線ってありますね。だいたいバスやトラックが黒煙をあげて走っています。一般道でも上り坂でだんだんスピードが落ちてきて、ブァンとひとふかししてギアチェンをするシーンよくみかけませんか?「おそいなー、もっと速く行ってくれよ。」大型車のうしろにつくとよくつぶやいてませんか?ディーゼル車は坂きついんですよ。せいいっぱいがんばっているんです、かんべんしてやってください。あれでもアクセルはペタンコ踏んでいるんです。それでも登らなくなるので5速から4速(4速から3速)にシフトダウンしてるんです。ブァンとふかすのはもちろんダブルクラッチ踏んでるんです。大型車のギアはギアそのものもでかいので、ダブクラ踏まないとスムーズなギアチェンはできません。バスの運転手はお客様のことを考えてシフトアップの時もダブクラ踏みます。また、高速道路の登りで後続の大型車がバックミラーいっぱいに、ギリギリまで接近してきて、やなやつと思ったことありませんか?大型車は登りではアクセルいっぱいにふみこんでやっとです、一瞬でもアクセルもどすともう登らなくなります、だから前の車をおどしているのではなく(じつはおどしてるやつもいますが)、前の普通車にもっと速く行ってと言ってるんです。大型車の経験のない皆さん、そこらへんのところわかってあげてくださいね。ぼくは、今年初めピックアップを新車に買い換え(規制が強化される昨今、ガソリンにしようかとも思いましたが、やはりディーゼルにしました)、排気量が2800ccから3000ccになりました。この200ccの差がおおきいですね。中央高速の下り線では談合坂の登りが一番きついのですが、前は5速から4速におとしてもきつかったのが、今度は4速にいれるとけっこう力強く登っていくのです。少しくらいの登りなら5速のまま駆け上がれるのです。いつも登坂車線を走っていたところが走行車線を走れるんです。これたいへんうれしいですねー。みなさんも大型車のことを理解して仲良く走りましょう。
ミラー
もうフェンダーミラーという言葉は死語なのでしょうか?最近の車はみんなドアミラーです。そのほうがかっこいいからというだけの理由で登場したドアミラーがいつのまにかミラーの主流になってしまいました。ぼくはぜったいフェンダーミラーのほうがいいと思うのですが。まずドアミラーは、右はまだしも、左を見るとき(右ハンドルの場合)首を振らなくちゃいけないじゃないですか。フェンダーミラーなら、チラッと目を動かす程度で左が見れます。さらに狭いところを通すときもフェンダーミラーは最適の目安になるんですよ。ミラーの先端は一番車幅がでっぱっているところですから、フェンダーミラーさえ通せばボディは絶対通るんです。また、万一ぶつけてもミラーだけの損害ですみますが、ドアミラーだとその前にボディがぶつかってしまいます。ぼくのピックアップには、フェンダー左前方に、RV車によくついているちっちゃいミラーがついていますが、あれなんの役にも立ちません。つけないほうがいいと思うのですが、一時RV車の左側の巻き込み事故が多発し、法令で義務づけられてるそうです。それに比べると、大型車のミラーいいですよ。右も左も直前も全部お見通しです。
ダンプ
みなさん、ダンプカー好きですか?エェ、おかしな質問です?ぼく好きなんですよー。実は、ぼくがふだん通勤するのに使いたいと思っている車は、バスとダンプです。今回の一連の運転免許試験では、受験者にプロの運転手が多いので、彼らにそこらへんの事情をいろいろ聞いてみました。第一の問題点は車両購入費用が高いことです。新車は1千万〜3千万円、中古でもけっこうしますので、まあスーパーカー並みと考えればいいでしょうか。つぎに維持費です、たとえばタイヤ交換ひとつとってみても、6〜10本ありサイズもでかいですから数十万円はかかり、また車庫代もバカにならないそうです。さらに自宅近辺に車庫を借りること自体が困難なようです。というわけでいまだに夢は実現していませんが、いつの日にかは・・・とがんばっています。ねらいとしては、ダンプの中古、東急バスの中古の払い下げ、けん引車のトラクタのみ、あとトヨタのメガクルーザ、ベンツのウニモグといろいろあります。
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当時、僕は三菱ファクトリーチームの一員でした。車はファクトリーチューンのギャラン、軽量化されたボディに300馬力以上のエンジンが積みこまれ、足回りもガチガチに固めてあります。練習の時には運転させてもらいましたが、峠の下りではこわくてアクセルが踏み込めませんでした。 |
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バスといえば、もう一つエピソードを紹介しましょう。これは大学生の時の話です。当時ぼくが Team AKKO というラリーチームを組みラリーにこっていたことは前にお話したと思います。ひまがあるとよく山に行って練習したものです。秩父の定峰峠、大野峠、刈場坂峠(ここは現在は、観光地化されてほとんど舗装されています)、中津川林道から信州峠、木賊峠(ここは普通の車では決して行かない方がよいでしょう)、河口湖から少し登って御坂峠(太宰治が逗留した天下茶屋があります、富士山の眺めが抜群ですよ)、秦野から入る阿夫利林道、ヤビツ峠などなど、とにかく東京から行けるダートを求めていろいろな場所で練習しました。
ふつうは夜中に行くのですが、その日はめずらしく昼間でした。いくら山中とはいえ、昼間は一般車も通りますので、そんなに飛ばしていたわけではありません。わりと広いダートが続く山道でした。左のヘアピンを立ち上がり、さあアクセルを踏み込むぞと思ったら、30メートルほど前方にバスがいるではありませんか、エェーなんでバスがいるの!?あわててブレーキングします。すれちがえるほどの道幅はありません、バスは我々の車に気づいて止まっています。さあ、これでぼくの車が止まれるかどうかです、ダートでフルブレーキを踏むと、タイヤがロックしてザザザザァーとすべり、制動距離が長くなってしまいます。ぼくは必死にブレーキをポンピングし、なんとかグリップを失わずに、できるだけ短い距離で車を止めようとします。あとバスまで1メートル、よしいけたかと思い、最後にフルブレーキを踏んだのがいけなかったのでしょうか、車はスーっとすべるようにバスのバンパーにコチンと当たってしまいました。あと20センチ、いや10センチあれば止まれたような気がします。まずいぞ、相手は路線バスです、ほらよく踏切事故で電車とかを止めると、損害賠償何千万円とか聞くじゃないですか、それを思い出し、貧乏学生の我々3人は青くなります。バスの運転手さんが降りてきて、被害状況を確認します。大型車のバンパーは頑丈にできていますし、とにかくぶつかったというより、さわったに近い当たり方ですからほとんど傷もついていません。乗客もいるので、とりあえずこのまま運行し、営業所に帰ってから事故係に見せるので、連絡を待つようにと言われました。いくら請求がくるのだろう、バスのバンパー高いのかなぁー?いやそれより、営業損失の請求の方が心配だよなー、その日はいろいろ話をしながら、おとなしく帰りました。後日バス会社から連絡があり、傷もほとんどわからないし、バスの運行にも支障はなく、まだ君たちは学生の身分でこれからの身だから、今回は許してあげよう、ただし以降、運転には充分注意するようにという趣旨でした。
ほんとうに申し訳ありませんでした、寛大な事故処理に感謝です。
というわけで、バスに正面衝突の巻でした。
車や免許に興味のない人には、つまらないかなと思って、せめて写真で楽しんでいただこうと、いろいろなところから画像を探してきます。そうすると、自分でも気がつかなかった事実に気がついて、へー、なるほど、そっかー・・・と思うことがよくあります。御坂峠の地図では、なんと笹子峠(「免許がとれない」その1にあります)と御坂峠は山ひとつ越えたお隣どうしなんだと初めて知りました。もちろん近くだろうとは思っていましたが、この地図(日本列島大地図館/小学館…1万円もするんですよ!)は地形が立体的に見えるので、一般の道路地図とはまた違った目線で見えます。現在御坂峠は有料の御坂トンネルがあって、あっというまに通り抜けることができます。そういえば、真夜中で他の車のいないのをさいわいに、このトンネルでゼロヨンの加速を計測したGさん、お元気ですか?速かったですね、カリカリチューンのローレル、たしか12秒台前半で走ったと記憶しています。上野毛の美術館、たまに行きますよ。
上の写真は、駿河湾側から見た富士山です。子供の頃は毎日この富士の姿を見てすごしました。最近は山梨県側から見ることが多いのですが、ぼくにとっての富士山は裏富士より、やはり明るい表富士です。富士山の美しい姿を見ると、心が洗われる思いがします。いまだにぼくの元気のみなもとです。
意味のない免許
みなさん、免許・資格もっていますか?
仕事柄、面接をすることが多いのですが、履歴書に免許・資格を書く欄があります。一番多く書かれているのは「普通自動車第一種免許」、これは今の人はほとんど持っていますね。男性はさらに「普通自動2輪免許」もけっこう持っています。以外と少ないのが「原付免許」でしょうか。これは50cc以下のバイクに乗るのに必要な免許ですが、持っていない人のほうが多いようです。普通免許をとれば自動的に乗れますので、とる必要がないということでしょう。ですから「原付免許」を持っているのは、根っからのバイク好きと考えてよいと思います。
ぼくは16才の時原付免許を取得し、お小遣いとお年玉を貯め、上野の中古バイク屋にいって、ホンダのスポーツタイプのバイクを買いました。うれしかったですねー、両親には内緒でしたので、家の近所に止め、高校にはそのバイクで通っていました。しばらくして両親にバレ、こっぴどく親父に叱られました、けれど禁止はされませんでしたね。
学園祭の日、いつもより遅い時間に学校に行くとちゅうで、荻窪のあたりで、お巡りさんに止められ、
「おまえ、こんな時間にバイクに乗っているのは、学校をさぼっているのに違いない、学校はどこだ、連絡して先生に叱ってもらおう」
どうやら、学校をさぼって、バイクを乗り回して遊んでいる不良少年と思われたようです。お巡りさんは学校に電話し、確認します。
「ふむ、どうやらおまえの言ってることが本当らしい、行ってよいぞ」
当然でしょ。この日は登校時間は自由だし、うちの学校はバイク通学が認められているし、なにも悪いことはしてないんだからー!!
というわけで、無罪放免されましたが、ここらへんからぼくの「お上」嫌いは始まっていたのかもしれません。結局バイクは高校生で卒業し、今に至るまで、「原付免許」と「大型自動二輪免許」は、免許の数という意味では貢献していますが、実質的にはあまり意味のない免許になっています。
話をもとにもどしましょう。運転免許以外では、やはり仕事柄、「実用英語検定」、「TOEIC」、「TOEFL」、「漢字検定」、「珠算」、「中高各教科教員免許」・・・。その他では「幼稚園教諭」、「保育士」、「社会福祉主事」、「情報処理技術者」、「一般旅程管理者」、「簿記検定」等々、ぼくが面接したみなさんいろいろな免許・資格をもっています。
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技術の進化
最近の車、技術の進歩すごいですね。だれでも簡単に楽に運転できるように改善されてきています。
まずは、パワーのアシスト。みなさんは、車のハンドルは軽く回り、ブレーキもさほどの力が必要ないと思ってらっしゃいますよね。実はどちらも油圧やバキュームのアシストがついています、だから力のない女性でも楽に操作できるわけです。便利な時代ですね。
昔の車はハンドルを回すにも、すごい力がいりました。かっこつけて、レーシングカー用の径の小さいステアリングホイールなどつけていようものなら、腕ずくでハンドルを回さないといけません。特にフィギア競技などで、短時間にハンドルをたくさん回さないといけない時は、もう汗だくで腕っぷしの勝負という感じでした。自動車部が運動会系のクラブなのも納得できます。パイロンを並べてスラロームする時、我々はハンドルから手を離さず連続的に回す技を練習します、これは狭い車庫に入る時などいまだにけっこう役にたちますよ。エェッ、教えてほしいですか?いいですよ、それでは左手でハンドルの一番上をにぎってください。次に右手の手の平を見ながら、左手の手首のところで交差させて、手の甲と甲をあわせます。これが右にハンドルを切るときの基本姿勢です・・・ウゥーン、ここから先は言葉で説明しにくいので、知りたい方はいつでも教習いたしますのでご連絡ください。
ブレーキもすごく進歩してます。1トン以上もの鉄のかたまりを止めるわけですから、そのエネルギーが相当のものであることはご想像いただけるでしょう。しかし、進歩したといっても、結局は摩擦で止めていることに変わりはありません。インディ・ジョーンズの第2作「魔宮の伝説」で、暴走トロッコを、靴を車輪に押しつけて摩擦で止めるシーンがありました。靴が燃えだして、アッチッチになり、インディが「水、水」と叫びます。すると、大量の水が押し寄せ・・・続きはビデオでどーぞ。電車、ないし最近のハイブリッドカーが採用しているように、そのエネルギーを電気的に回収できるようになるといいですね。今のブレーキは負圧を利用して力を倍加しています。さらに大型車では排気ブレーキもついていますので、以前に比べて格段にブレーキの利きがよくなっています。排気ブレーキはある程度以上ブレーキを踏み込むと、強力に利き始めます。ぼくはこれのおかげで、何度か試験に落ちました。2種免許は客を乗せるだけに、ブレーキングの減点は厳しくとられます。
車庫入れ
車庫入れ、苦手な人多いですよね。エッ、あなたもそうですか?
いわゆる、車庫入れと、縦列駐車とどちらが苦手ですか?
ぼくの今の車はでかいので、どのみち苦労するのですが、どちらかというと、縦列駐車が一発で決まったときの方が快感かな・・・。
ぼくの場合縦列駐車では、左側を寄せようとするあまりの失敗が何度かあります。
その1.狭い道で、ズラッと車が左側に路駐していました。1台分すきまがあったので、そこに止めようとしたときのことです。1回でほぼ入ったのですが、なんせ道がせまく、ぼくのトラックは車幅がありますから、もう少し寄せようかと思ったのが敗因でした。ミラーで見る限りでは左側には何もないので、もう5cmほど左に寄せ、最後にまっすぐ立てるとき、左前部でガリッ、えぇ、なんでと思い降りて見に行くと、そこには高さ30cmほどの石垣が、ほんのわずか、でっぱっていました。こーゆーのミラーで見えないんですよね、くやしぃー。。。
その2.その時は、自分でも気持ちいいほどピッタシ左に寄せられました。左側は人の背丈ほどのブロック塀になっている場所でした。そう、塀とのすき間は1cm あるかなしかというところだったでしょうか。買い物をすませ、車にもどってきたときには、そんなことはすっかり忘れていました。クラウン(今のトラックの前に乗っていた車です)のパワステのきいたハンドルを、手のひらでクルクルっと回して発進してしまいました。左後ろでかすかに音がしました、その瞬間ハッと気がつきましたが、もちろん時すでに遅しです。オーバーハングをこすってしまいました。一般に普通車では、オーバーハングは気にすることはないのですが、クラウンは全長が長く、リアタイヤから車体後端までの距離もありますので、ゆっくりとしたスピードで、ハンドルを急激に切ると、オーバーハングが出っぱってしまいます。道路がカマボコ型になっていて、車体が左に傾いていたせいもあるとは思いますが、普通車でオーバーハングをこする人は、そうそういないのではないでしょうか。。。バカです、最近トラックでまた同じことをしてしまいました。。。傷が浅いので、修理に出すほどではないのですが、ほんとに懲りない奴ですね。
けん引免許にチャレンジしてからは、普通車での車庫入れは、なんと楽チンなのかと思います。
スタート直後
スタート直後というと、忘れられない思い出があります。東京農大ラリーでの出来事です。農大ラリーはご近所でもあり、賞品が楽しいので、毎年参加していました。
世田谷通りの農大正門をスタートし、世田谷通りを渋谷方向に向かいます。少し行くと上町の信号です、「おっ、黄色にかわったな、行ってしまおう」と軽くアクセルを踏んだとたん、「スロー、スロー、スロー」とナビゲーターのあせった声がとびました。前の車が黄色信号で停止したのです、ぼくははるかかなたを見ていましたので、直前にいる車にはまったく気がつきませんでした。もちろん、急ブレーキをかけましたが、ドスンと追突です。・・・みなさんもこういう経験ありませんか?少し遠くを見ていて、自分の目の前の車や、人が目に入っていないこと・・・。あーあ、これでチームAKKOの連続入賞記録もついに終わりかー。おっと、それより事故処理が先ですね、車を停めて双方で、破損状況を確認します。すごい!相手方の後部バンパーがへこんでいます、それも見事に円錐の形で!!
ぼくのスカイライン(初代の車です)はラリー仕様ですから、フロントバンパーにはマーシャルのスポットランプとフォグランプが各2灯ずつ計4灯、リアバンパーには小型のスポット、車内には手持ちのスポット、さらにナビ、計算用にそれぞれ補助ランプが装備されています。
今日はデーラリーですが、ナイトラリーのときはこのランプたちが、その威力を発揮します。フロントの4灯をフルに点灯すると夜でも昼間のように明るくなります。スポットランプは100m先まで、フォグランプは少しワイドに振って取り付けてありますから、コーナリングのとき進行方向を明るく照らしだしてくれます。さらに、スポットランプには、遅い車に追いついたとき、後ろからこれで照らせば、すぐにゆずってくれるという利点?もあります。
このマーシャルのランプは通称「でべそ」と呼ばれ、中央部に3cmほどの円錐状のでっぱりがあるのが特徴です。この「でべそ」がちょうど相手のバンパーにぶつかり、そのでっぱりの形のまま鋼鉄のバンパーがへこんでいるのです。そしてなんと、ランプはガラス製にもかかわらず、まったくヒビもはいっていません。びっくりしましたね、あの鉄製の(今は樹脂製が多いですが)頑丈なバンパーがへこんで、ガラスが割れていないのですよ、実はガラスは、鉄より強かった!相手のドライバーもさすがに驚いていました。全面的にぼくの方が悪いので、修理代は当方持ちということで、話し合いがつき、警察も呼ばなかったこともあり、意外とすんなり交渉が終わりました。3人で車に戻り協議します。「どーする?」「リタイア?」「まだ始まったばっかだしなー」、ぼくは責任を感じて、他の二人(ナビ=笠原、計算=小木曽)の意見に従うつもりです。ただし、ぶつけたことでガックリきていますから、あまりやる気はありません。結局、時間のロスも少ないし、MCP(=メーター・コントロール・ポイント。ラリーは、スタートしてからMCPまでは競技区間ではなく、オフィシャルの車と競技車との、トリップメーターの誤差を計測する区間ですから、時間的な余裕もたっぷりある)まではまだまだあるからということで、競技続行の決定が下されました。ぼくはしぶしぶ車を発車させます。それほど気合いは入っていませんでしたが、MCPをすぎ、競技区間に入ると、そこはラリードライバーです、次第にいつも通りの走りになってきます。なんとか完走し、調子がよかったとはいえないものの、それでも6位までの入賞は確保しました。
ところで、賞品何だかわかりますか?1位は米俵1俵、2位は大根など農大農園の自家栽培野菜盛り合わせ等々、ふつうは、タイヤとかカーステとか自動車用品が多いのですが、いかにも農大らしい賞品でしたね。もちろんゴール時に農大名物「大根踊り」もついていました。
おまじない
みなさん、なにか車に関するおまじないありませんか?
ぼくはいくつかあります。
その1.車で出かけるとき、時計が、××時42分をさしていると、発車しません。43分になるまで待ってしまいます。これは日本人らしい縁起かつぎですね。いまでも病院、マンション、駐車場等々、4と42は欠番になっているところ多いのではないでしょうか。ラリーのゼッケンもやはりこの二つの番号は欠番にします。
その2.走行中、霊柩車に会うと親指をかくす。これは小学校の先生に教わったおまじないです。今はもう守るべき親はいないのに、ついやってしまいます。習慣とはかくも恐ろしきものですね。
東 京 ⇔ | 御殿場 | 静 岡 | 浜 松 | 名古屋 | 栗 東 | 西 宮 | 門 司 |
普通車 | 2,500円 | 4,100円 | 5,350円 | 7,100円 | 9,500円 | 11,150円 | 20,800円 |
中型車 | 2,950円 | 4,900円 | 6,400円 | 8,500円 | 11,350円 | 13,350円 | 24,950円 |
東京湾フェリー | 3m未満 | 4m未満 | 5m未満 | 6m未満 | 7m未満 | 8m未満 | 9m未満 |
久里浜⇔金谷 | 2,300円 | 3,040円 | 3,880円 | 4,930円 | 6,090円 | 7,250円 | 8,400円 |