Hans J Wegner
(1914-, Danmark)

Flag Halyard chair, 1950
(with optional sheep-skin cover and cusions)


Painted and chromed tubular steel pipe frame wound with flag halyard

With its flag halyard woven seat section and its long-haired sheep-skin covering,
the "Flag Halyard" chair is unlike most other Wegner designs in that it has no historical precedent.





" Flag Halyard " 何かおわかりですか?
国旗を掲揚したり、ヨットのセール(帆)を上げ下げしたりするときに使うロープです。ウェグナーの椅子の座は、籐やペーパーコードで編まれたもの、革や布張りのクッション、素材の木のまま、といろいろですが、この フラッグハリヤードチェア は、パイプのフレームに背と座がロープで編まれています。ウェグナーに ヨット の趣味があったのか、デンマークの国旗が掲げられるのを見て思いついたのかは定かではありませんが、いずれにせよ彼が座の素材を探求していたことは確かでしょう。当初からの設計意図なのか、そのままでは座り心地が良くなかったのか、オプションで長い毛のついた羊の皮の敷物と、色鮮やかなクッションがつきます。

三十数年後、彼はこのロープを使い、再び斬新な椅子をデザインします。


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今回は、合板を使ってでデザインした2脚(シェルチェアと3本脚のシェルチェア)、パイプフレームの2脚(PP701とフラッグハリヤードチェア)の計4脚をご紹介いたしました。
無垢の木にこだわったウェグナーですが、新しい素材にも積極的に取り組んだことがわかりますね。

"I'm not afraid of the new materials, they can offer great advantage if you use them right. But we must keep an eye on what the new materials can and cannot do."

"Love of wood is something that all mankind has in common. Ragardless of where people come from, they cannot stop themselves from letting their hands stroke a piece of wood, hold it, sniff it, and experience the material."

シェルチェアだけは、見たことも、触ったことも、もちろん座ったこともありません。せめてもう1脚作ってトナーのウェグナー博物館に展示していただけないでしょうかね・・・ウェグナーさん。


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自宅リビングルーム。
左手前の壁際にPP701。
右の壁際に3本脚のシェルチェア。
右手前にフラッグハリヤードチェア。


自宅ダイニングルーム。
丸テーブルを囲んでPP701。
ペンダントはウェグナーが、
ルイスポールセン社のために
デザインしたもの。


庭に面した仕事場。
棚には1/5スケールの模型がぎっしり。



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