George Nakashima
(1905-1990,USA)

Conoid,c,1961

Solid walnut construction

A proponent of the Craft Revival, Nakashima preferred
the title "wood-worker" to craftsman. His workshop was part-merchanised
in order to be competitive, but quality and creative expression were never compromised.





アメリカで生まれ育った George Nakashima は、日本で木工の基礎を学び、1941年シアトルに自分の工房を開きます。翌年戦争のあおりをうけ、アイダホの強制収容所に入れられてしまいますが、彼はそこでも日本人の棟梁に師事し、腕にみがきをかけました。そんな彼がデザインしたのがこのベンチです。彼の作品は注文製作の家具が多いので、それほど多くはみかけません。

どっしりとした一枚板に繊細な背と足がついています。どことなく日本人の血を感じませんか。一人掛けのナカシマ・アームが、私のお気に入りのリゾートホテルのラウンジにおいてあります。幅15cmほどの平らなひじかけが片側についています。このいすにすわってゆっくりいただくコーヒーは格別です。ただしここの椅子だけかもしれませんが、背の細工がすこし繊細でたよりない気もします・・・。

ところでこの右のナカシマ・アームに似たようなイメージの椅子が、クイズにありませんでした?


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