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学校用だそうです。いいなぁ、こんな学校。

このあと工場(撮影禁止)を見学させていただきました。近代的な工場です。初めてアントチェアやセブンチェアの製造工程を見学し、それはもう感動しました。もちろん、これらの椅子が合板(ベニヤ)で出来ているのは知っていますが、原木を「かつらむき」にした薄っぺらな板きれから、こんな素晴らしい椅子が作れるのですね。板きれを、突き合わせ、貼り合わせ、長四角の合板を作り、おおざっぱに切って、高温でプレスして曲げます。それをレーザーで焼き切って(なんとここまでは、アントチェアとセブンチェアは同じ物なのです!)、それぞれの形にし、静電塗装を施します。最後に脚をつけて、はい出来上がり。ほとんどオートメーション化されています。工場内は部品等を運ぶ、無人運搬車が走り回っています。吸塵装置も完備していて、非常にきれいで従業員に優しい工場です。働いている人たちも、なにか楽しげに見えました。
この新工場では、エッグやスワンは作っていないそうです。これらの椅子にレザーを貼るのは、やはり手作業だそうで、来年はぜひそちらも見てみたい、という意見が多かったです。